5位: 不思議の国のアルバイト探偵(アイ) (講談社文庫)
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販売:講談社
著者:大沢 在昌
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評価
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親子・兄弟、裏・表、善と悪、憎しみと絆。
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ある日「麻呂宇」に現れた、超ダンディでキザな男。こいつはなんと、涼介親父の兄だという。これにはさすがのリュウ君もびっくりだが、もっとびっくりな事態に追い込まれる。 銃撃戦のドサクサで気を失ったリュウ君が目覚めてみると、そこはなんと、リュウ君の“お母さん”や“妹”がいる、見知らぬ家だったのだ! 今作はやたらと、“家族”に焦点が当てられている。ヒロイン・いずみはリュウ君の“妹”だし、敵役の粕谷という男は涼介親父の実の兄。さらに、涼介の父親代わりだった<イエロー・フレンチ>という男の話が語られ、その<イエロー・フレンチ>の息子、クロードも登場する。 どこまでも悪の道を突き進む粕谷と、正義を貫こうとする涼介親父。狂気と嫉妬にかられ、「父を超える」と叫ぶクロード。つかの間、“お母さん”と“妹”がいる暖かい家庭に、今まで感じたことのない安らぎを見出すリュウ君。 いろいろな家族がいて、そこには愛情や憎しみがあって、愛するものを守るために、戦う人がいる。今まで、“欠陥家族”で育ってきたリュウ君が、今作で学んだのは、そんなことだろう。 最後には米ソの原子力潜水艦まで登場し、相変わらずのスケールのでかさを見せ付け、娯楽性は抜群なのだが、いつもは親父の協力者として頻繁に登場する<内調>の島津さんが、今作では少ししか出てこない。シリーズファン、島津さんファンとして、そこにちょっと不満を感じたので、星ひとつ減点。
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