7位: バイトでも億稼ぐ不況なのに元気のいい会社
評価
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バイトが億稼ぐ会社は、いい会社なのか?
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「バイトでも億稼ぐ不況なのに元気のいい会社」には、どんなビジネスのアイデアがあるのだろうか、という興味で本書を読んだ。
本書では、セブンイレブンをはじめ8つの企業を例にとり、どのような業務をどうのような取組みでバイトが成果を上げているかを分析し紹介している。通常、バイトに任せられる業務はほぼルーチンワークで責任も転嫁されることは少ないと思うが、本書で取り上げられた企業では、給料だけではない『働きがい・やりがい』といった精神的なインセンティブに焦点を当てているように思える。
例えばセブンイレブンは、発注端末の存在によりバイトでも商品バイヤーのような業務が任され、その遂行に醍醐味を覚えるのだと言う。しかし、著者も述べているようにセブンイレブンでさ500店以上の閉店を余儀なくされている現実があるし、コンビニ経営の厳しさも耳にする。ディズニーランドしかり、それを運営するオリエンタルランドは、ディズニーの看板を除く業務は芳しくない。
穿った見方をすれば企業は、保証もなく安い賃金のバイトをうまく使って利益を捻出する手法が必要なのかと考えさせられる。この不況下で働き手が意気消沈する中、やりがいを持って仕事に望むための方法を分析・紹介する本書に異論はないし、参考にすべき点も多い。
本書で取り上げられた企業すべてがバイトにスポットを当てたものでは無いが、本書タイトルでもある「バイトでも〜」といった言い回しからは、その企業の雇用体系のほうが気になってしまう。
一説には、結局大不況を乗り切れるのは、熟練したいわゆる「職人」を大事にしている企業ともいわれている。
全ての従業員が正社員であるべきとは言わないし、双方の利害が一致するのであれば、適材適所でバイトを活用すべきとは思う。しかし、ビジネスモデルの秀逸さに感心する以前に、バイトを大量雇用し、かつバイトが億稼ぐ会社がいいのだろうか?ということが読後感になってしまった。
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