9位: 善徳女王 DVD-BOX I (ノーカット完全版)
評価
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妖女ミシルの存在感に圧倒されるが、二重の伏線によるストーリーテリングにも注目
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2009年度韓国ナンバー1ドラマの栄冠を「アイリス」と分け合った話題作。DVD-BOX1には第1〜8話を収録しています。
とにかく観始めたら止まらない中毒性をもった作品です。コ・ヒョンジョン演じる妖女ミシルの存在感がすごいが、それも骨太の脚本があってこそ。
主役のトンマンの機知に富み、元気さと健気さをあわせもったキャラクター。敵役・ミシルの怜悧さの中にも複雑さをあわせもつ人物造形などなど、登場人物たちが脇役にいたるまでキャラ立ちしていて、お気に入りの人物を見つける楽しさがあります。
(私的お気に入りはハードボイルドな渋さのチルスクと可愛いマヤ王女。女性ファンのみどころは「魔王」のオム・テウン演じるキム・ユシンかな?)
第2に、伏線の張り方が重層的で、それが物語にもたらしている厚みによるストーリーテリングがすばらしいです。このBOX1では主役トンマンらの子供時代が描かれますが、子役たちも生き生きと存在感があり、成人後との間に物語の切れ目を感じさせません。そして、通常子供時代に多くの伏線が張られ、それをのちのち回収していくのが韓国ドラマの常道ですが、本作では第1話で描かれる以前の時期から連なるいわば<観客に見せていない伏線>があり、伏線が二重構造になっているのです。
「表の伏線」が主役トンマンにまつわるもので、「裏の伏線」はミシルにまつわるもの。視聴者は「表」がいつ明るみになるかにハラハラして、「裏」が一体どんな謎なのかにドキドキできるのです。
見ないと後悔する良作ですよ。
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