4位: 考えない練習
評価
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「欲」を捨て、わきあがる感情を「情報」として見つめる。そうすることで、心の暴走を止める。
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現代人の心の問題を、原始仏教の教えが、見事に説明し、解決方法を提示している。
たくさんある中で、私に特に響いたのは、次の内容。
・心は、常に刺激を求めて暴走するということ。
・暴走をはじめるスイッチのひとつは、人に良く思われたいとか、
プライドにしがみつく「煩悩」だ。
(ちなみに、日本に蔓延する「ありがとう」病も「人に良く思われたい」という
気持ちがあるなら、心を歪めるそうだ)
・(欲の象徴である)モノを増やすと、必然的に人格も次第に悪化する。
・心の暴走に振り回されないためには、感覚を研ぎすまし、
「怒り」や「苦しみ」を俯瞰的に捉えて、情報にしてしまうこと。
なお、仏道において、人が幸せに生きて行くための感情は、
「慈・悲・喜・捨」の4つだけらしい。
慈:すべての生き物が平和で穏やかであることを願う感情
悲:悩みや苦しみがなくなることを願う感情
喜:他者の幸福を自分もともに喜べる感情
捨:怒りや迷いをなくし、平常心を保つ心の感情
原始仏教の教えが、もしかすると世界を救えるんじゃないか、
と思うくらい、納得できる本だと思います。
脳研究者 池谷氏との対談も、心に関する仏教の教えと最新の脳科学の
発見が偶然にも一致していることなどが紹介されていて、興味深い内容
になっています。
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