5位: こころの旅 (神谷美恵子コレクション)
評価
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人生とはこころの旅である
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この本は、人間が生まれてから死を迎えるまでの「こころの旅」に温かなまなざしを向けて分析されたものである。
初めに、こう述べられている。
「人の生にこんなにも重味が感ぜられるのはその生命にこころなるものがあまりにも発達してそなわってしまったからなのであろう。人生とは生きる本人にとって何よりもまずこころの旅なのである。」
書かれた当時との時代背景こそ違っても、人間の本質はそう変わらない。全編、精神科医として、ハンセン病患者と真摯に向き合ってきた神谷先生の「愛」があふれている。参考文献、引用を多用しながら、論文のように読みにくさがないのはそのためだ。ただし、読み流すのではなく、一語一句噛み締めて読まなければならない。噛み締めて読むことによって、神谷先生の温かさ、人間の素晴らしさを実感することができる。
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