2位: JAL崩壊 (文春新書)
評価
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これはクズ本である
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「JALに吸収されたJASの従業員が喜んだというのも素直にうなずけます」というような、単純な反応しか出来ない人が多いからこそ、この本は罪深いと思う。JALの人間を、JASの人間を、何も知らないから「素直にうなずく」しかないのだということを自覚して欲しいものだ。私は、空港担当取材を何年かした経験から、はっきり言うが、JASの一線の人間は、殆どがJALと一緒になろうなどと思っていなかったのだ。たとえば、CAの乗客に対するホスピタリティの高さは、JALの人間だって認めていた。それは、国会議員などのコネで入った人間が信じられないほど多かったJAL社員には期待すべくもないことだった。また、この本は、合併後の事故がいかにも元JASのせいであるかのようにいうが、ジャンボ機墜落事故を起こしたJALに言われたくはない。戦後の、多くの犠牲者を出した事故の殆どは、JALが引き起こしたものなのだ。
要は、内部抗争に明け暮れていたJALの中のある一派が、私憤・私怨を並べ立て、文春が飛びついたクズ本に過ぎないのだ。それが冷静な見方というものである。
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