2位: iPad VS. キンドル 日本を巻き込む電子書籍戦争の舞台裏 (brain o..
評価
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チープな装丁で敬遠しないで
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この著者は近ごろ非常に”ノッている”と感じる。著作が続けて出ているにもかかわらず、クオリティが落ちていない。それどころか本書は、出版社のキャッチどおり、まさに「渾身の書き下ろし」といっていい充実度だ。
タイトルは「iPad vs キンドル」と、ハードウエアの解説書のようだが、真のテーマは電子ブック全般。もちろんキンドルやソニーリーダーなど、機器についてもよくわかるが、話はそれだけじゃない。これから迎える電子ブック時代、いったい本はどのようになるのか。豊富な取材に基づく事実と著者自身の考えをもとに解き明かしていく。その際、日本では大きな課題となる再販制度と著作権処理についても、ツボを得た論点を提示しているところが、この本の厚みをさらに増している(このへん、著者は専門外のはずなのだが、ジャーナリストとしてのセンスがよいのだろう)。本に興味がある人なら、電子機器に興味がなくても絶対楽しめるので、ぜひ一読をおすすめしたい。
最近、急に注目が高まってきたテーマであるし、iPadが発表されて2カ月ほどしかたっておらず、刊行は相当急いだことが想像されるけれどこの充実した内容。パソコン解説書みたいな安っぽい装丁がもったいなさすぎる!
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