10位: 葬送〈第2部(上)〉 (新潮文庫)
評価
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激動の18世紀中葉に生きる芸術家たち
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ショパンの音楽について、彼がサロンでどのような内容の音楽を皆に聞かせたいか、演奏会を嫌う理由、病気をおしても繊細で華麗な音を聞かせようと努力するさま、フランスで起こるあたらな革命の展開に、音楽演奏と生活費をもとめてイギリスへわたるその苦労、フランスとイギリスでの音楽への評価の違いなど、彼のピアノ作品を理解するのに役立ち、面白い。この時代の亡命ポーランド人の生き様もわかる。
一方、ドラクロアは革命から、王制、共和制へと変動するなかで、自分の作品「民衆を導く自由の女神」を上手にいかして彼の仕事、芸術がつづけられる道を生きる。絵画での色彩についても論じられている。大変な時代であったが、この時代を背景にしてこれらの音楽や絵画が産まれたことがわかる。
全巻を読み通すと退屈なところも少しあるが、たいていのページは人間関係の機微や女性のことなどもあり結構面白い。
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