6位: 徹底抗戦
評価
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それでもぼくはやってない。
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『それでもボクはやってない』という周防正行監督の映画がある。
ある朝、就職面接に行く途中の通勤ラッシュで女子中学生からチカンと勘違いされてしまった青年が濡れ衣をはらそうとする物語だ。
話を聞いてもらえないまま家に帰ることもなく駅舎から警察へ。そこで日々拘束されたまま刑事の作文のような調書にサインを強要され、自宅は勝手に警察に探索される。もし部屋にある週刊少年ジャンプにセーラー服姿のグラビア写真でも載っていれば、女子中学生に対して異常な性的関心があったと言わんばかりの証拠にされてしまう。
このつらい取り調べに耐えてサインを拒み、とことん裁判で争ったとしてもまず勝てることはない。日本の刑事事件では裁判になった場合の有罪率は99.9%。裁判官も無罪を出すことに臆病になっているし、弁護士もかならず負ける刑事事件はやりたがらないため有能な弁護士も刑事事件は受けてくれない。
逮捕されたあとの拘留生活がどれだけつらいものなのか。そのあたりの怒りと孤独をホリエモンが書き殴った文章は実に興味深かった。こうして長い文章ではきちんと言いたいことが伝えられるのに、テレビでは損なキャラクターを押しつけられてるのはなんだろう。メディア企業のトップをやっていたわりになってない。
いつも引用されては叩かれていた「世の中にお金で買えないものはない」にしても、きちんと著書を読めば「資本主義の社会ではお金だけが無色透明でフェアであるということ。逆にお金では買えない「血筋」だったり「人種」といったものに価値を置くことは差別につながる」…というけっこういい文脈で使われていたのだけれど。まあ、そんなライブドアバブルもすでに昔話。はやく宇宙に行けますように。
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