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ビバップ


ランキング (人気順)
1位: Waltz for Debby
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販売:Original Jazz Classics Bill Evans 発売日:1990-10-17
商品説明
   スコット・ラファロ(B)とポール・モチアン(Dr)を擁するビル・エヴァンス・トリオは、ライヴ活動を通じて互いの音楽的信頼感を高めてきた。結成後1年半たった61年6月25日、ニューヨークの名門ジャズクラブ「ヴィレッジ・ヴァンガード」に出演し、歴史的ライヴ録音を行った。
   スタジオ録音にはないスリリングな名演となったが、この10日後スコット・ラファロが他界。本トリオの正式なライヴ録音は、ラファロ追悼盤の『サンディ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード』と本盤のみ。それでも本盤が、すべてのジャズアルバムのなかで、ソニー・ロリンズの『サキソフォン・コロッサス』と並んで最高の人気盤であるのは、内容がすばらしいからである。
   オープニングのバラード<1>は果てしなく美しい。タイトル曲<2>は、エヴァンスの兄娘デビイのために書かれたワルツだ。生涯を通じて何度も演奏される曲だが、ここでの演奏が最高。(高木宏真)
評価 5つ星のうち 5 もう30年近く愛する曲です。最近は「大停電の夜」のテーマ曲に。
この曲と出会ったのが、25歳くらい。約30年も前になります。
とあるジャズバーで何度か聴いているうちに体に染み入ってしまった。
ここからいっぺんにジャズにはまりました。これはそのきっかけとなった最初のアルバム。
珠玉です。
そういう、このアルバムをきっかけにというジャズファンが実はけっこうたくさんいると聞きました。

で、最近またまた購入。
今度のきっかけは邦画『大停電の夜』でした。
テーマ曲としてずーっと流れているトップの曲「My Foolish Heart」は、あまりにピアノがやさしく、ベースがやわらかい。
うら悲しくてノスタルジック…郷愁を誘いペーソスに浸る、そしておもむろに明日への少なからぬ希望も。

飲み歩いた末に辿り着いた場末のバー。ミッドナイト。バーボン。タバコ。雨…。
やがて、空が白み始めて…雨はとっくに上がっている、みたいな、ね。
そういうけだるくて、幻のような「夜」を喜怒哀楽するために。
珠玉のアルバムです。
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2位: Kind of Blue
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販売:COLUMBIA/LEGACY Miles Davis 発売日:1997-03-27
商品説明
   50年代末、それまでジャズの中心的なスタイルだったハードバップが、先鋭な発想をもったミュージシャンには飽き足らないものと映るようになっていた。そこでマイルス・ディヴィスは、煮詰まった音楽の一新を計るべく、ジャズの演奏原理に「モード」と呼ばれる新しい音楽理念を導入した。そのときに作ったのがこのアルバムである。

   発売と同時に大きな反響を呼んだこの演奏は、新時代のジャズとして、60年代のジャズシーンを主導する重要な歴史的役割を果たした。またこの作品は、ジャズファンだけでなく幅広い層から長期にわたって支持されたこともあって、ジャズアルバムでは異例ともいえるセールス枚数を記録している。
   綿密に構成された内容は、それまでのジャズのイメージを変える斬新なものだ。(後藤雅洋)

評価 5つ星のうち 5 良い物は良い
色々むずかしいこと考えずにJAZZの良さを知りたいという人はこのアルバムからスタートすればきっとJAZZ好きになると思います。
メンバーが豪華だったり、このアルバムが歴史的に超有名だったりと聞かされる前にこのアルバムを聴いて素直にJAZZが好きになりました。
やはり良いものは良いのです。

おまけにアナログレコードで聴きましたが、50年前の録音とは思えない音質の良さです。それにも最初は信じられず驚きました。こういうのを聴くと、JAZZファンがオーディオに力を入れるのがよく理解できます。
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定価: ¥ 765 (税込)
価格: ¥ 1378 (税込)
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3位: I Will Say Goodbye
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販売:Original Jazz Classics Bill Evans Trio 発売日:1996-02-12
評価 5つ星のうち 4 ビアノは良いけど…
この頃のエディー・ゴメスのベースは酷い音だね(笑)蓄膿症のチェロみたいな… 握力が弱いから弦細くして弦高ベタベタに下げて生音で勝負できないからコンタクトピックアップ→コンプレッサー→プリアンプ、もう八割方エレベの音、聴いてて全然気持ち良くないすね。
ビル・エバンスのピアノは鳥肌が立つくらい美しく録音されているだけに凄い勿体ない。彼はピアノには絶対的な美学を持っていたと思うんだがトリオとしての美学とリーダーとしての資質に欠ける気がしますね。彼のピアノあまり好きなほうではないけど彼にしては甘さが少なく好みだなあ、選曲も何げに良い。いやぁもぅベースが残念でした。ワタシは「ハウ・マイ・ハート・シングス」が好きなんだけど、エバンス自身はチャック・イスラエルのを買ってなかったんでしょうね、他でも良いプレイしてるしワタシ的には大好きなベース弾きなんだけどねぇ。
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4位: The Melody at Night, With You
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販売:Universal/Polygram Keith Jarrett 発売日:1999-10-19
商品説明
   慢性疲労症候群という聞き慣れない病気のため、しばらく活動を休止していたキース・ジャレットは1998年録音の本作によって見事に復活した。自宅のスタジオで録音したソロ・ピアノ集。曲は<6>のメドレーの後半に自作を配している以外はすべてスタンダード&トラッド。それまで部分的にソロ・ピアノでスタンダードを演奏することはあっても、本作のようなソロ・ピアノによるスタンダード曲集というのは、キースにとってこれが初めてのことで、その点でも特筆すべき作品。
   アプローチはいたってシンプルで、いかにメロディの美しさを伝えるか、その一点に心血を注いでいるかのような演奏だ。変わったアレンジで驚かせてやろうなんて下心は微塵もなく、誠心誠意、原曲の美しさを際立たせる純真無垢なプレイに徹している。この曲、こんなに美しい曲だったっけと感じ入る瞬間が何度も訪れる。すべてゆっくりしたテンポの演奏。バラード集といっていい内容だが、単なるバラード集ではなく、そこには敬虔(けいけん)なムードに包まれたキースならではの世界がある。(市川正二)
評価 5つ星のうち 3 コーヒーの芳香のような
ゆったりとしたピアノの音色がコーヒーの深い芳香を喚起させる。
聴いているとリラックスできるというか、眠気を催すアルバム。

プライベートな空間を演出するのに好適。
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定価: ¥ 1773 (税込)
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5位: You Must Believe in Spring
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販売:Rhino/Warner Bros. Bill Evans 発売日:2003-10-27
商品説明
   このビル・エヴァンスはどうしようもなく悲しい。悲しいだけでなく、悲しさを昇華した美しさに魅了される。エレイン夫人が亡くなったのは1976年。翌77年には音楽教師だった兄ハリーが自殺している。そうした私生活上の不幸な出来事が本作に不安な影を投げかけているのだ。実際1曲目のワルツはエレイン夫人に捧げる曲だし、4曲目はハリー追悼曲で、その曲名は「フォー・オール・ウィ・ノウ」に登場する“ウィ・メイ・ネヴァー・ミート・アゲイン”という歌詞に由来する。なんでもエヴァンスはロバータ・フラック&ダニー・ハサウェイのデュエットによる「フォー・オール・ウィ・ノウ」をハリーに聴かせてもらったことがあるのだという。共演はエディ・ゴメスとエリオット・ジグモンドで、本作はゴメスが参加した最後のアルバムでもある。

   エヴァンス・トリオというと一般に三位一体のインタープレイが有名だけど、本作はどちらかというとエヴァンス主導の演奏。録音は77年。ワーナーでの第1作ながら、発表されたのはエヴァンスの死後だった。(市川正二)
※ オリジナル・アルバムに3曲追加した[Bonus Tracks]盤です。

評価 5つ星のうち 5 ビル・エバンス トリオ最高傑作
このコンパクトなアルバムは底なしの悲しさを持つ。
感傷というレベルにはとどまることができず果てしなく沈み込んでいく「B Minor Waltz」、あきらめの境地でかろうじて一時的な平静を装っている「You Must Believe in Spring」、暗闇からわずかな希望を探そうとする「Gary's Theme」、過去を忠実に振り返らせるような「We Will Meet Again」、夜をさまよい歩き寄る辺のなくなった「The Peacocks」、透き通った水のようになんとか悲しみを客観視できるようになる「Sometime Ago」最後の「Theme from M*A*S*H (Suicide is Painless)」は表面的な明るさの裏に救いようのない悲しみを抱えてしまっている。
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6位: ザ・ケルン・コンサート
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販売:ユニバーサル ミュージック クラシック キース・ジャレット 発売日:2003-04-23
商品説明
   キース・ジャレットは、ソロピアノで独自の世界を築きあげたことでも評価されている。ドイツのレーベル「ECM」からの最初の作品はソロピアノで、スタジオ録音では8曲のオリジナルを演奏した。
   だが、キースの天才ぶりが発揮されたのは、完全なる「即興」ピアノ演奏の本盤だ。観客の目の前で、気持ちの赴くまま弾くソロは長くなるが、それでも起承転結のある構成力の高さには舌を巻く。即興でありながら、難解なところがない。冒頭の<1>は、車のCMに使用されたこともあるほどだ。彼のポップなメロディセンスが最大限に表れ、リアルタイムで最適なハーモニーをつけていく。一定のテンポで1つのフレーズを繰り返す情熱的なパートや、すべての音に集中して奏でるパートの美しさに、言葉を失うばかりだ。
   このアルバムの成功もあって、即興ソロピアノ・アルバムは多数録音される。だが、完成度では本盤が最も高いといえるだろう。(高木宏真)
評価 5つ星のうち 1 最初の2分だけ
良い点:
即興であの美しいメロディが生まれたのはケルンにおける奇跡とも言える
悪い点:
JAZZ?に対してこれを言ってはいけないのかもしれないが、曲のまとまりが無く、2分経過後疲れて飽きて消してしまう。アドリブだから仕方ないのかもしれないが、どんなメッセージが込められているのか、彼はこの曲を通じて何が言いたいのか皆目不明。更に悪く言えば無責任な音楽とも言える。
総合:
駄作である。確かにこのときこのメロディを良くぞ思いついた!CDを通じてその瞬間に立ち会えた!という感動はあるかもしれないが、それは純粋に音楽そのものが良いというものではなく単なる記念碑的な価値があるのみ。私はCDには音楽的価値しか求めないので、駄作と言い切ります。過去の偉大な作曲家がそうであったとおり、泉のようにあふれ出すインスピレーションを何度も蒸留させ凝縮して一つの曲を作り上げます。(バッハやモーツァルトのようにインスピレーションで曲の構成まで完成させてしまう天才は例外として。)
私個人としては即興で終わるのではなく、この曲のその次の工程を経て出来上がったものが聴きたかった。
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定価: ¥ 1995 (税込)
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Point: ¥ 17 (1%)
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7位: Overseas
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販売:Ojc Tommy Flanagan Trio 発売日:1999-11-02
評価 5つ星のうち 5 フラナガンのデビュートリオ作はジャズ史に残る名盤
ジャズピアニスト、トミー・フラナガンは、ソニー・ロリンズの"Saxophone Colossus",ジョン・コルトレーンの"Giant Steps"・・・等のセッションに参加したことで有名である。彼の繊細でエレガントなピアノが名盤に華を添えている。名盤請負人とも呼ばれる所以であろう。
キャリア後年の円熟したプレイぶりも目映いが、フラナガン初のソロアルバムであるハードバップの香りが漂う本トリオ作の味わいは格別だ。チャーリー・パーカーのRelaxin' At Camalliroから始まり、スタンダーズのChelsea Brideを経て自作の5曲を夾み、最後はWillow Weep For Meで終わる。とても聴きやすい選曲だ。
フラナガンのバックを務めるのが、Elvin Jones(ds),Wilbur Little(bs)だ。名ドラマー、ジョーンズ(フラナガンのデトロイト時代からのバンドメート)の参加がこの名盤のキーポイントだろう。彼のポリリズミックなブラシでのプッシュが、甘く流されがちなフラナガンのピアノをハードな方向に導く。微に入り細に入ったスネアでの演出もなかなか手が込んでいる。豪快さが売りのジョーンズのもう一つの面を見た思いだ。ベースのリトルの落ち着いたまろやかなプレイも良い。この三人の静かな一体感に聴いていてどんどん引き込まれてしまう。
ジャズの当たり年の1957年8月15日、スェーデンはストックホルムでの録音。このとき三人は、J.J.Johnson Quintetの一員としての訪欧だったらしい。この”無名”のトリオを録音したレコード会社(メトロノーム)のプロデューサーの慧眼に敬意を表したい。
フラナガンのピアノをお聴きになろうという方に、まず最初に推薦したい1枚だ。Cだらけの駄洒落ジャケット(Over Cs)と、髪の毛フサフサのフラナガンのポートレイト写真のジャケットの2種類あるが、後者がオリジナルらしい。
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定価: ¥ 1181 (税込)
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8位: Cool Struttin'
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販売:Toshiba EMI Sonny Clark 発売日:1999-04-07
商品説明
   スリット入りのタイト・スカートを履いたキャリア・ウーマンらしき女性がさっそうとマンハッタンを闊歩しているジャケットもカッコいいが、演奏もこれまた最高にカッコいい。ジャズに限らず音楽には、その時代の空気を真空パックして後世に伝えるタイム・カプセル的効用があるが、1958年録音の本作を聴くと、即座にあの時代にタイム・スリップできる。なにしろこのアルバムには、これぞハード・バップ、これぞファンキー・ジャズといった空気が充満しているのだ。
   なにがいいといって、まずソニー・クラークのオリジナルが泣かせる。覚えやすいメロディのタイトル曲で聴く者の心をぐっとつかみ、マイナー・ムードの<2>でダメ押し。この2段攻撃はすこぶる強力で、あっという間にその世界に引き込まれてしまう。アート・ファーマー&ジャッキー・マクリーンをフロントとする2管クインテットは、ハード・バップ時代の王道といえる編成。そして、そのマクリーンの泣きのアルトが情感たっぷりで、これまた素晴らしい。(市川正二)
評価 5つ星のうち 5 色っぽい音
もぅ、凄くセクシーです。
この曲が好きだという人は、絶対に心がセクシーだと思う!
サックス、トランペット、ベース、ドラム、全て絶妙だし、ソニークラークの儚く粋なピアノがタマリマセン。
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定価: ¥ 882 (税込)
価格: ¥ 1090 (税込)
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9位: We Get Requests
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販売:Universal UK The Oscar Peterson Trio 発売日:1997-07-29
評価 5つ星のうち 4 現代の水準では名盤レベルではないが、上質な出来で、6曲目は名曲
1964年作ピアノ・トリオ・アルバム
50,60年代の名盤と言われているアルバムでは、Dave Brubeck 「Dave Digs Disney」
とBill Evans 「Waltz for Debby」とJutta Hipp「Jutta Hipp with Zoot Sims」は、これは確か
に現代においても名盤だ!と思いましたが、このアルバムを含め他のアルバムは、名曲
も有るけれど、アルバム全体としては名盤レベルではないと思うものがほとんどです。
このアルバムでは、6曲目だけ名曲だと感じました。全体的に上質で、Sonny Clarkの
「Cool Struttin'」やSonny Rollinsの「Saxophone Colossus」などよりは、このアルバムの
方がはるかに上位の出来だとは思います。本アルバムのファンの方には、ぜひ、現代
の「プリーズ・リクエスト」とも言えるアルバム、エディ・ヒギンズの「懐かしのストックホル
ム」を聴いていただきたいです。スィング・ジャーナル読者のリクエスト選曲によるアルバ
ムで、現代の名盤というレベルのアルバムに仕上がっています。
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定価: ¥ 1871 (税込)
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10位: Explorations
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販売:Riverside Records (Jazz) Bill Evans Trio 発売日:1991-07-01
商品説明
   ビバップ~ハード・バップ時代のジャズ・ピアノは、右手でメロディを弾き、左手でコードを押さえるバド・パウエルのスタイルが基本形だった。しかし、ビル・エヴァンスは両手を自在に使い、マイルスが夢中になったモード・ジャズをピアノに移植、それまで聴かれなかったような斬新な演奏を行った。
   また、パウエル型のトリオでは、ベーシストとドラマーは主役のピアニストをサポートする脇役にすぎなかったが、59年に結成したエヴァンスのトリオ(ベースはスコット・ラファロ、ドラムスはポール・モチアン)は、3者が対等の関係でインタープレイを行った。
   エヴァンスのトリオは、何もかもが新しかった。その最初の成果を記録した作品が59年録音の『ポートレイト・イン・ジャズ』。本作は同じコンセプトによる61年の作品で、「ナーディス」「ハウ・ディープ・イズ・ジ・オーシャン」といった人気曲も演奏しており、エヴァンス・トリオのすばらしさを満喫できる名作だ。3人が互いのアイディアを交換しながら進めていく緊密な演奏が、スリリングであり感動的。(市川正二)
評価 5つ星のうち 5 陽だまりの温かさを感じる「Haunted Heart」
数年前、自身ジャズに入門するきっかけとして、本頁掲載の名レビューの数々にお世話になった。
ジャズに入ったきっかけの1枚であり、購入の決め手はすばり「知的さを漂わせるジャケット」。
半ば博打のようなセレクトだったが、これが大当たり。本作を皮切りに、ジャズ探求の世界を広げてく
れた忘れられない1枚である。

演奏内容の詳細は他レビュアの方々が素晴らしいものを書いているので省略する。

ビル・エヴァンスの初期の代表作群として有名な「リバーサイド4部作」の中では、比較的知名度の低
い盤であるが、各曲とも「かちっと」した完成度の高さを追求した粒揃いの名演に溢れており、一方で
ジャズ初心者にも入り易い間口の広さを感じさせ、個人的には4部作中一番の愛聴盤である。

収録曲では、風変わりな和声進行が耳に残る「ナーディス」、洒脱さに富んだピアノフレーズで心浮き
立つ「スウィート・アンド・ラブリー」等が特に思い入れが深く、全体的にどこか軽妙さと人懐こさを纏っ
たトーンで統一されている印象があり、よく気候の良くなった春先に本作品を通して流すことが多い。

それら秀逸な曲群の中で1曲選ぶとすれば2曲目の「ホーンテッド・ハート」である。自分が惹かれた「
日差しの差す窓際で佇むエヴァンス」のジャケットのイメージに最も近いのがこの曲だと思う。エヴァン
スの奏でる抒情たっぷりの旋律と音色は、柔らかな日光の温かさと淡い色そのものであり、曲全体に
漂う穏やかさは、聴く側に陽だまりの温かさを感じさせ実に感動的だ。
音で色を感じる共感覚という能力を持つ人がいるらしいが、この曲はそれに近い感覚を与えてくれた。

演奏メンバーは精鋭揃いだが、比較的尖った部分を抑え優しさとユーモアに満ちた空気を持つ名作だ。
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定価: ¥ 1148 (税込)
価格: ¥ 950 (税込)
新古: ¥ 950
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