2位: FRINGE / フリンジ 〈ファースト・シーズン〉コレクターズ・ボックス2 [..
評価
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何だ! 『エイリアス』そのものではないか!!
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海外のTV番組には非常に優れたものが多いため、普段であれば、一話を観終えると、そこで止めることができず、そのまま観続けてしまうのだが、この作品に関しては、そうしたことがまるで無かった。
つまり、それなりに面白くはあるのだが、結局のところ夢中になることはできないままに最終話にたどりついてしまったのである。
そこには、たぶん、物語の構造に全く斬新性というものがないという事情があるのだと思う。
過去にJ. J. エイブラムスの制作した代表的な作品に『エイリアス』という作品があるが、基本的には、そこで使用された物語の構成がここでもそのまま踏襲されている。
具体的には、物語が展開していくなかで、主人公のヒロインが自己のなかに封じ込められている秘密を発見していくというものである。そして、そこでは、作品の冒頭において全く無関係の存在として配置されていた人物たちが実は過去において密接な人間関係のなかにあったことが認識される――というようなものである。
これだけ説明すれば、多くの方々は「何だ! 『エイリアス』そのものではないか!!」と思われるだろう。
正にそのとおりなのである。
そして、そのことがあまりにも明瞭に見えてしまうために、視聴者は少々興醒めしてしむのである。
それは、あえていえば、タネの判明している手品を見ているような感覚といえばいいだろうか……。
もちろん、誤解のないように申し添えておけば、作品は娯楽作品としての最低限の水準には達している。
少なくとも各話はそれほど弛緩したものではないし、また、殆どの場合、最後まで退屈することなく鑑賞することができる。
ただ、問題は、この『フリンジ』という作品がそれだけのものに過ぎないということである。
個人的には、正直なところ、また『エイリアス』のときのような、あの粗雑で御都合主義的な物語に何年にもわたりつきあわされることになるのであれば、第二期以降を観るのはどうしようかなあ〜という感慨をいだいている。
はっきりいえば、これは失敗作ではないのだろうか……?
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