10位: アマリア・ロドリゲス
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販売:EMIミュージック・ジャパン
アマリア・ロドリゲス
発売日:1997-12-10
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評価
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ファドの女王 アマリア・ロドリゲスの凄みと深さ
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伝説ともいえるファドの歌い手アマリア・ロドリゲスの歌唱を一度聞きたいと思っていました。様々な音源から集めたものですし、収録年代も30年ほどの範囲に広がっていますので、このアルバムが彼女のベストなのかどうかは分かりませんが、彼女の主要レパートリーはほとんど収められているようなので、しっかりと聴きました。
魂の叫び、といったフレーズが頭に浮かびました。ヴェルカントとは対比的な民謡的な発声ともいえる地声で歌い上げています。ステキな曲が多かったですが、個人的には哀愁を帯びた歌唱によりひかれました。「アルファーマ」での絶唱は、聴く者の心をつかんで離さない迫力と凄みに満ち溢れていました。「暗き宿命」も同様で、典型的な“ファド・トリステ(哀しいファド)”とのこと。「難船」も絶品でした。とてつもない悲しみが襲ってくるような気分になりました。凄い歌唱力です。歌の力は言葉の壁を易々と超えました。
ファドだけでなくロドリーゴのギター協奏曲として有名な「わが心のアランフェス」も収められています。フランス語でしたが、ポルトガル語のように聞こえたのは、それだけ彼女の個性が勝ったからなのでしょう。サルバトーレ・アダモのシャンソン「インシャラー」もまるで最初からファドの曲であったかのような歌い回しです。どのようなジャンルでも彼女は自分の世界へ引きいれる力があったわけです。
濱田滋郎氏による5ページの解説は大変参考になりました。知らないジャンルですし、高名なアマリア・ロドリゲスですが、その生い立ちや生涯は知らなかったこともありますし、ましてファドの各曲の内容等は全く知らない門外漢にとって良き解説は理解の助けになりました。
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