マーキュリー・フォーエバー・コレクションとして2000年発売の イヴ・モンタンのベスト盤。同シリーズとしてジュリエット・グレコ、 バルバラも発売されており、優れた選曲とプレスで好評のシリーズ。1991年11月「IP5/愛を探す旅人たち」の撮影直後に心臓 発作でイヴ・モンタンが帰らぬ人となってからもう何年にもなる。 シャンソンにジャズのテイストを色濃く織り交ぜた彼のスタイルは、 ジャンルを越え評価されるミクスカルチャーミュージックの走りと 言えるかもしらない。その根底にあるのは、イタリアとフランス、 そしてアメリカの三つ巴になった文化融合の結果といえるだろう。 イヴ・モンタン(本名Ivo Livi)は1921年イタリアのモンスマーノ に生まれる。1923年、ムッソリーニ政権下のイタリアを離れて フランスのマルセイユ渡り、11才から職を点々とするようになる。 歌い始めたのは1939年頃で、1944年ムーラン・ルージュ等で 活躍しエディット・ピアフに見出される。1945年「光なき星」で 映画デビューも果たしたイヴ・モンタンは1946年「枯葉/夜の門」 で主題歌「枯葉」を歌うことになる。当初は話題に上らなかったが、 イヴ・モンタンは歌い続け、世界的に知られるスタンダードナンバー としてゆるぎない評価を受ける曲にまで成しあげた。 本作品は「枯葉」から「バルバラ」、「ブラームスはお好き」まで、 イヴ・モンタンを代表する名曲を惜しむことなく20曲収めている。 歌手として、俳優として、恋多き男として、批判精神に富んだ論者 として、20世紀を駆け抜けた1人の像がこの中に収められている。
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