9位: ジュリア [DVD]
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販売:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
監督:フレッド・ジンネマン
発売日:2010-02-26
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評価
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名優たちのユニゾンが生み出した秀作
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登場シーンの少ない、ヴァネッサ・レッドグレープの存在感の凄さに、脱帽。
若き日のジェーン・フォンダも美しいし、凛としていて女性として憧れる。また。ジェーンの衣装も美しいし楽しめる。
当時助演女優賞を獲得したヴァネッサは、オスカーの授賞式における発言(シオニズムに関するもの)がものすごく問題になった。
現実に、反体制派の女優の二人が、この映画での共演が実現したことで、事実尊敬しあう二人の間柄があいまって、秀作になりえた。
女性映画としても、一見の価値はある映画だと思う。もちろん公開当時の時代背景も頭に入れると、さらに興味深くなるであろう。
ナチ政権の下のヨーロッパで、反ナチ地下活動を命懸けで、足を失っても毅然と闘い続けるジュリア役は、ヴァネッサのはまり役だった。リリアン役のジェーンが、現実でもヴァネッサを敬愛し、彼女をさらにを引き立てるようにか、抑えた演技。やっと二人が再会し、地下活動資金を届けられた時の、ヴァネッサの静かだけれど、深く包容力のある瞳と潔い決心を秘めた表情の見事さ、ジェーンの、恐怖と不安とジュリアに再会できた喜びとさまざまな感情が入り混じった表情は、脳裏に残る。
マキシミリアン・シェル(ニュールンベルグ裁判でオスカー獲得)やジェーソン・ロバーズ(大統領の陰謀でもオスカー獲得)も渋くていい味を出している。
これらの名優たちが、全員内面から滲みだす演技で、見事なユニゾン。
女の友情を描いた映画というと甘くなりがちだが、さすがフレッド・ジンネマン監督は演出が違う。第一級の社会派ドラマ。また、ベルリン行の列車の中の緊迫感が、映画全体を引き締めた。
補足ですが、フレッド・ジンネマン監督は思想により、ハリウッドの赤狩りの対象にもされて、冷遇された経験をもつ人物。それを踏まえてこの作品を鑑賞してもまた、感慨が違うかもしれない。
女の友情はあてにならないというが、つねに相手に対する「尊敬」「敬愛」があり、嫉妬がなければ、永遠に続くのでは?
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