6位: 「超ひも理論」とはなにか (ブルーバックス)
評価
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コラムもまた楽しめました
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本書を読んでいるうちに、最新の物理学が、宗教で語られていた領域に踏み込み始めたと感じました。4次元の時空間と7次元の関係は、「色即是空、空即是色」の色と空の関係に対応しているのではないのか、そして、並行宇宙と私達の宇宙との関係は、無量寿経の「極楽浄土開闢の物語」と良く似ていると思いました。
超弦理論については、21年程前にブルーバックス1988年版「アインシュタインを超える」で初めて知りました。以来、何度か修正や発展があった事を、16年後に出版された本書で知りました。一番大きな違いは、10次元の宇宙論から、11次元の宇宙論に変わった点です。私のような素人には10次元も11次元も、基本的には変わらないように思えます。
しかし、1次元増えたことで、面白い事が起きています。コラムの「カムパックを果たした11次元超重力理論」に、「素粒子の標準理論の対称性を7次元空間の性質として導くことができる」と書いてあり、7次元の中に、自然法則の根源が込められていて、それが、宇宙に不変的かつ普遍的に広がっているのであれば、7次元は「空」そのもの。
また、コラムの「実は予測になっていない?」に、「超弦理論は、まったく別の10万個の宇宙をも予測してしまう」と書かれてあり、阿弥陀様の極楽浄土開闢の物語を彷彿とさせてくれました。
コラムに書かれていることも、じっくりと読むと、どんどん発想が広がっていきます。弦理論を初めて提唱した一人の南部陽一郎博士が、浄土真宗の盛んな福井で育たれた事と縁があるように思われ、不思議な感慨を持ちました。
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